フリーランスの人数はどれくらい増えた?社会的背景をもとに理由を解説。
日本において、フリーランスの人数がどれくらい増えているかをご存知でしょうか?
実は常に増加しているわけではなく、様々な社会的背景から急増しています。
そこで数回にわたってフリーランスにまつわるあれこれをご紹介します。
今回はフリーランスが増加した人数・割合から社会的背景を踏まえた理由まで解説します。
日本のフリーランスの人数はどれくらい増えた?
結論、日本のフリーランスは2019年から2021年にかけて400万人以上増えています。
実際にランサーズ株式会社による『新・フリーランス実態調査 2021-2022年版』によると、2019年には1,118万人だったのに対し、2021年には1,577万人に増加したというデータもあります。
経済規模においても、2019年には21.0兆円だったのに対し、2021年には23.8兆円に拡大しています。
ですが、日本のフリーランス人口は常に増加し続けてきたわけではありません。
2018年からのフリーランス人口の推移を見てみると、2018年に1151万人だったフリーランスは、2020年には1062万人まで減少しています。
しかし、2018年から減少傾向にあったフリーランス人口ですが、2021年には約600万人近くが増加しているのです。
2021年のこのフリーランス人口はランサーズが調査して以来、過去最大の数値となったようです。
後ほど、なぜここまでフリーランス人口が急増したのかの詳細は後述しますが、おそらく新型コロナウイルスによる影響が大きいでしょう。
フリーランスの人数が増えている理由
フリーランスという働き方に対する憧れ
「フリーランス」と聞くと、どのようなイメージを持つでしょうか?
「好きな時間で働くことができる!」
「どんな場所で働いてもいい!」
「お金持ちになれるかもしれない!」
「嫌な人と一緒に働かなくていい!」
などなど、良いイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
しかし、実際にフリーランスを経験している人からすると、まだまだフリーランスに対する保障が薄かったり、収入が安定しない、クライアントに依存しがち、など様々な大変な点があることを感じている方も多いと思います。
ですが、SNSやYouTubeなどで、
「フリーランスはこんなに素晴らしい生き方ができますよ!」
「会社をやめてよかった!ストレスなく暮らせて最高!」
といった、フリーランスを良さを発信する方がたくさんいます。
つまりは、現状に満足をしておらず、どこかでフリーランスに憧れを感じた経験があることから、フリーランスが増えている理由として考えられるでしょう。
独立のチャンスが増えた
近年では、今までとは異なり、フリーランスが働きやすくなってきています。
具体的には、
・クラウドソーシングの普及
・フリーランス専用エージェントが整ってきている
・1人でもできるネットビジネスが浸透
・社会的信用も向上しつつある
などなど、フリーランスとして独立しやすい環境が作られつつあります。
このように、フリーランスとして独立するハードルが下がってきていることから、フリーランスになろうと考えている人が増えてきています。
リモートワークの普及
リモートワークにより、フリーランスとして独立しやすくなりました。
リモートワークはコロナ禍で一気に普及をし、オフィス以外でも働くことができるようになったことで、時間的、場所的自由が得られるようになりました。
つまり、リモートワークが普及したことで、地方在住の形でも始めやすくなったことからも、フリーランスが増加した理由として考えられるでしょう。
コロナウイルスによる影響
コロナウイルスがフリーランス増加に影響を与えたことは間違いありません。
その理由としては、
・自分の時間が増え、自分の人生について考えるきっかけが増えた
・会社に依存せず、自分の身は自分で守るという考えが芽生えた
・リモートワーク普及により、フリーランスとして働きやすくなった
・職を失いフリーランスとして働かざるを得なくなった
などなど、様々な影響がありました。
上記で紹介した点は影響の一部ですが、コロナウイルスによって価値観や考え方の変化があり、結果としてフリーランスの増加に繋がっていると言えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はフリーランスが増加した人数・割合から社会的背景を踏まえた理由まで解説しました。
本記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。
「複業」をはじめよう!
KROWはこのようなご自身の持てる能力を広く社会に還元する(複業=Multiple job)意欲のある方をサポートしおつなぎしております。
現在会社員の方はもちろん、資格をお持ちの方、起業家の方など「真の意味の複業」を目指す人を募集しています!
[取材・編集 KROW編集部]
コメント