フリーランスにおけるトラブル事例6選。相談窓口も合わせて紹介
フリーランスならではのトラブルが世の中には存在します。
しかし、実際にトラブルに遭遇した場合にどのように対処すれば良いかわからない方も多いのではないでしょうか?
本記事ではフリーランスのトラブル事例から相談窓口までご紹介します。
フリーランスにおけるトラブル事例
最近ではフリーランスという働き方も定着してきており、そのような働き方をする方の割合も増えてきています。
しかし、そんな中でフリーランスのトラブルも実際に起きています。
そこでこちらでは、フリーランスにおけるトラブル事例をご紹介します。
報酬の未払い
最も良く聞くフリーランスのトラブルに「報酬の未払い」があります。
フリーランスの経験がある方は、一度は経験したことがある人も多いでしょう。
内容としては、依頼された業務を遂行し、成果物をクライアントに納品したにもかかわらず、報酬が支払われないという内容です。
報酬の未払いには様々な理由が考えられますが、
①単純に支払いを忘れていた
②連絡したにもかかわらず支払いをしてくれない
といった状況が考えられるでしょう。
①の場合は、「〇月分の振り込みがされていないようですが、いかが状況でしょうか?」という形で連絡すれば対応してもらえるでしょう。
しかし、問題なのは②のパターンです。
いくら催促しても、何かと理由をつけて支払いをしてくれない、もしくは未払いのまま連絡が途絶えてしまうといったことにもなり得ます。
仕事の急なキャンセル
フリーランスにとって、急に大きな仕事がなくなってしまうと生活に支障をきたす恐れがあります。
せっかく大きな報酬が発生する案件に向けて準備やスケジュールの空きを作っていたにもかかわらず、急にキャンセルされてしまうと正直、フリーランスにとって謝罪だけでは済まされる問題ではありませんよね。
クライアント側の事情もあるとは思いますが、仕事を急にキャンセルされ困っている場合は、報酬の一部を支払っていただく、もしくは相談窓口にアドバイスをもらうなど対応をしましょう。
クライアントと急に連絡が途絶える
クライアントとのトラブルに「音信不通になってしまう」といった事例が挙げられます。
契約前や報酬支払い完了後であればまだしも、成果物を納品した後だったり、既に業務遂行をしてしまっている場合はとても困りますよね。
そういった悪質なクライアントと出会わないためにも、しっかり事前に見極めることが重要です。
クライアント都合に振り回される
フリーランスの中には、クライアントに振り回されて嫌な思いをした方も多いのではないでしょうか?
急に業務開始を遅らせられたり、業務量を増やされたりなどフリーランスはどうしてもクライアントに依存しがちな構造になっています。
会社員の場合は、たとえ案件が延期・保留になったとしても給料は変わりませんが、フリーランスの場合は報酬が支払われません。
担当する業務の幅が話と異なる
当初聞いていた話とは違った業務をお願いされるというトラブルもあります。
フリーランスという立場上、追加でお願いされた業務を断りづらく、そのまま了承してしまう人も多いでしょう。
しかし、一度そういったお願いを聞いてしまうと「追加でお願いしても大丈夫な人だ」と思われてしまい、悪循環に陥ってしまいます。
そのため、「いくらなんでもこの業務はきつい」と思ったらはっきりと断るようにしましょう。
損害賠償で訴えられる
フリーランスの中には、損害賠償で訴えられるといったトラブルに発展する場合もあります。
損賠賠償になってしまうケースとしては、
・情報漏洩
・納品物の欠点
・納期の遅延
・著作権侵害
などの場合が存在します。
実際に自分が本当に悪いことをしてしまった場合はどうしようもないですが、クライアントから一方的に押し付けられるような場合には、弁護士や相談窓口などに相談するようにしましょう。
フリーランスが使える相談窓口
フリーランスがトラブルに遭遇した際に使える相談窓口というものが存在します。
こちらでは、主に2つの相談窓口を紹介します。
フリーランス・トラブル110番
厚生労働省を中心とした各省庁と会員数6,000人以上を誇る大規模弁護士会「第二東京弁護士会」が手を組んだ相談窓口です。
厚生労働省の委託事業という形のため、相談費用は無料となっています。
URL:フリーランスとして業務を行う方・フリーランスの方に業務を委託する事業者の方等へ
公益財団法人日本税務研究センター
税金や確定申告など財務処理に関する相談をすることができます。
電話相談は無料でしてもらうことができ、さらに非営利団体であることから相談したいことだけに時間を使うことができます。
URL:公益財団法人日本税務研究センター
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はフリーランスのトラブル事例から相談窓口までご紹介しました。
もしトラブルに遭遇した際は、相談窓口からアドバイスをもらうようにするのが良いでしょう。
本記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。
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[取材・編集 KROW編集部]
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