複業とは?副業との違いや始め方を解説!
「もっと収入を増やしたい」
「自分が活躍できる場を増やしたい」
と考えている人は多いのではないでしょうか。さまざまな働き方が増えていく中、1つの職場で働き続けることに不安を感じている人は多いのではないでしょうか。
複業を始めようにも、何をすればいいか分からない。どんなものがあるのか、また本業に支障は出ないか。などいろいろな疑問があると思います。
そこで本記事では、複業の始め方について解説していきます。
自由に使えるお金を増やし仕事の幅を広げたい、と複業を検討されている方は是非参考にしてみてください。
そもそも複業とは
複業とは、複数の本業をもつ働き方のことをいいます。
そのため、イメージとしては「本業をいくつか持っている」という状態がわかりやすいでしょう。
よく似た言葉に「副業」がありますが、副業とは、本業以外の仕事をして収入を得る働き方のことをいいます。
Wワークや兼業など近い言葉がありますが、近年注目を集めている働き方の一つです。
また、副業では空き時間を活用し「収入の増加」を目的とされる傾向なのに対し、複業は「自己実現をする」や「自分の市場価値を高める」という点を目的とする場合が多いです。
複業を始めるメリット
ここでは複業のメリットについて解説していきます。
複業をすると収入が増える
複業を始めると収入が増えます。
収入が見込める給与形態は以下の2つがあげられます。
成果報酬型
成果報酬型の複業は納品物によって報酬が出るものです。
ほかの人より、クオリティの高いものを作る能力や仕事を早く終わらせる能力があれば短時間で多くの収入を得ることも可能。
ただ、何時間働いたとしても、成果を出さなければ報酬はありません。
クライアントが納得しなければどれだけ作業しても、時給に計算すると最低時給よりも安くなってしまう可能性があります。
自分の実力が成果報酬型に見合っているのか、見極めることが必要です。
ビジネスオーナー型
ビジネスオーナー型とは自分で商品やサービスを提供するものです。
自分で作ったサービスや商品を売ったり、ネット上にアップロードしたブログやYouTubeから広告収入を受け取ったりする方法をビジネスオーナー型といいます。
活動をつづけていく中でファンがつけば、継続的に感謝されながら商品を買ってくれる場合もあるでしょう。
趣味の延長として始めやすい利点はありますが、安定した収入を得るためには運や地道な努力が必要です。
労働時間によって時給が決まる労働時間型と比べると安定性に欠けますが、自分の努力次第で収入アップが見込めます。
リスクヘッジになる
複業をするメリットはリスクヘッジになることです。
最近では大企業、中小企業でも倒産することがあり、1つの会社にだけ所属して働くのは「リスク」だと感じる人が多いです。
たとえ勤め先の倒産や業績悪化、解雇にあった場合も、複業をしていれば収入源がなくなることはありません。
そして、万が一のときは複業で得た人脈やスキルも自分の武器になります。
先行きがわからない時代だからこそ、複業でリスク分散をして万が一に備えましょう。
スキルが身につく
複業はスキルが身につきます。
1つの業種だけでなく、複数の業種でさまざまな仕事を経験することで、スキルアップや新たな能力の取得が期待できます。
スキルの幅が広がれば対応できる仕事の種類も増えるため、掛け持ちしている他の仕事によい反響を与えたり、新たな仕事のチャンスがめぐってくる可能性も増えるでしょう。
スキルを身につけて自分の仕事の幅を増やしていきましょう。
複業に向いてる人の特徴
ここでは複業に向いている人の特徴について解説していきます。
自己管理ができる
複業に向いている人の特徴は自己管理できる人です。
複業をする場合は自分で仕事を獲得し、優先事項を決めながらスケジュールを組み、進捗状況を管理をする必要があります。
また、フィードバックしてくれる人や適切な指示を出してくれる人もおらず、何事も1人で決めなければいけません。
そのため、団体連携を求められる会社勤めとは違い、人に指示されなくともモチベーションを維持できる人が向いています。
改善すべきことを考え、しっかりとタスク管理を行いましょう。
意欲がある
複業に向いている人の特徴は意欲がある人です。
複業は収入を増やすこと以外にスキルアップやキャリアアップを目的にしている人が多くいます。
そのため、即金性なくても、新たに学ぶ意欲がある人の場合、複業でもさまざまな能力を取得できるでしょう。
さまざまな分野に興味を持ち、視野を広げることが大切です。
コミュニケーション能力がある
複業に向いている人の特徴はコミュニケーション能力がある人です。
会社勤めのように連携を必要とする機会は少なく、1人でする仕事のほうが時間が増えるものの、クライアントなどとの連絡も自分で行うため、最低限のコミュニケーションが欠かせません。
頻繁に顔を合わせないからこそ、綿密な報告・連絡・相談は信用に直結します。
継続して仕事をつづけるには信頼が必要不可欠です。こまめなやり取りを徹底しましょう。
複業を始める4つのステップ
ここでは複業を始める4つのステップを解説していきます。
複業での目標を設定する
1つ目は複業での目標を設定することです。
「収入を増やしたい」「起業したい」のような曖昧とした目標を設定すると、「いつまでになにをしなければいけないか」という実際の行動を考えたときに、なにから始めればいいのかがわからなくなってしまいます。
目標を設定する際は、「週に20時間の複業で月5万円の収入を得る」「5年後にWebメディアの事業を法人化する」などのように、数値化することで、そのあとに続く行動の具体的な手法が考えやすくなるでしょう。
目標を高く設定しすぎず、達成できそうな目標を細かく設定し、充実感を積み上げていきましょう。
複業でなにをしたいのか詳細を決める
2つ目は複業で活かせるスキルを明確にすることです。
複業の仕事を選ぶ際、単に「収入がよいから」という単純な理由で選んでしまうと、自分のスキルに適した業務ではなかった場合、早期に離職してしまう可能性もあります。
スキルを可視化して自分の長所を知ることができれば、自分に適しているのはどのような仕事であるかが鮮明になるでしょう。
無理のない、自分と相性の良いジャンルを選定することが大切です。
複業での働き方を考える
3つ目は複業での働き方や条件を決めることです。
主に以下3つの詳細を決める必要があります。
- どのくらい稼ぎたいか
- 複業にどれほどの時間を割けるか
- 働く場所
すでに会社に勤めている場合は、休日を複業の作業にあてることになります。
フリーランスであれば、本業を複数こなすという働き方もあります。
会社に勤めながら、ほかで本業をもつという働き方になった場合、収入が少なく感じられるかもしれません。
自分の稼働時間から、目標の金額を得るにはなにをすればいいのか明確にしましょう。
また、複業を始める際には、「どこで働きたいか」という働く場所についても考えなければいけません。
複業で働く場所の例としては、自宅やワーキングスペースを活用するケースもあります。
出社している場合や、クライアント先の場所を借りて働く場合は、通勤時間も配慮して、複業にあてる時間を調整しましょう。
複業にできる仕事を探す
4つ目は複業にできる仕事を探すことです。
複業の仕事内容は、WebデザイナーやプログラマーなどのIT系や、社会保険労務士や会計士などの士業系、またはイラストレーターなどのクリエイティブ系など、種類が豊富です。
効率良く仕事を探すことができる複業人材のマッチングサービスを活用することで、自分の気づいていない適正が判明するかもしれません。
複業は誰かに強要されることもなく、自主的に行うものなので、好きではないことを続けるのは大きなストレスとなります。
楽しみながらできることや自分自身が得意な業務に関連し、人から求められる分野の仕事を選びましょう。
まとめ
ここまで複業と副業との違いや始め方について解説してきました。
何事にも意欲的で自己管理が得意な人には複業がむいているでしょう。
キャリアを広げたい、今とは違う仕事に携わりたい、という人は複業を検討してみてください。
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[取材・編集 KROW編集部]
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