【元サラリーマンの複業家が解説】複業の始め方
こんにちは。複業マッチングサービスを運営するKROW株式会社の池田です。私自身、KROWの取締役でありながら、個人事業主としてイベント企画・運営、ワイン販売、不動産賃貸など複数の本業を持つ複業家でもあるので、今回は複業の始め方について解説させていただきたいと思います。
ちなみに私もいきなり独立したわけではなく、サラリーマン時代に会社勤めをしながら、複業を始めて、ある程度軌道に乗ってきた段階で独立したので、そういった経緯も含めてお伝えできればと思います。
複業とは
まず私はあえて「副業」ではなく「複業」という言葉を使っています。「副業」はその漢字の通り、メインとなる本業があって、サブ的にプラスαの収入を得るためのアルバイトのようなイメージですが、複数の事業と書く「複業」の方は、規模の違いはあれ、どれも本業と呼べるものが複数ある状態と定義しています。
もちろん「副業」もいいと思いますが、せっかく時間を使うのであれば、全部自分がやりたい事業を主体的に複数持つ「複業」を意識してみていただきたいと思います。
複業の働き方パターン
まれに複数の企業に会社員として勤める「会社員&会社員」という方もいらっしゃるようですが、社会保険や労働保険の負担割合や労働時間管理の責任の問題などがあって、企業側が認めていないことが多く、あまり現実的ではないです。またせっかく複業をするなら、雇われるのではなく、小さくても自分の事業を持つ方がお勧めです。
そうすると必然的に典型的な複業の働き方パターンとしては以下の2つとなります。
1個人事業主(フリーランス)&個人事業主(フリーランス)
2会社員&個人事業主(フリーランス)
1個人事業主(フリーランス)&個人事業主(フリーランス)は時間が自由に使えるので、自分で自由に複業への時間の配分ができることがメリットです。また軌道に乗ってきたら人にまかせる部分なども作れると、新たな事業を3個、4個と増やすこともできるようになります。ただ、どうしても収入が安定しづらいのがデメリットです。
2会社員&個人事業主(フリーランス)はどうしても所属している会社に時間が拘束されるので、複業に使える時間は限られてしまうのがデメリットですが、収入が安定している分、本当に自分がやりたいことにリスクを取ってチャレンジできるというのがメリットです。
私自身は2会社員&個人事業主(フリーランス)から複業を始めて、現在は、自ら創業した会社役員&個人事業主(フリーランス)の状態になっています。
私の場合は地元にシェアハウスを作ることからはじめましたが、その家賃7万円だったら、最悪、収入ゼロでも続けられると判断して最初の一歩を踏み出すことができました。
なので、結果として今のご自身の状況次第ではありますがが、現時点で会社員の方はそのポジションを活かしつつ、複業をはじめるといいでしょう。
もし今の会社が複業禁止だとしたら、複業可能な会社に転職するという選択肢もありまし、あまりオフィシャルにおすすめしづらいところもありますが、会社には黙ってやるのも一つです(転職も労力かかるので、私自身、いざとなったら転職するつもりではじめました。自己責任でお願いします)。確定申告のちょっとしたテクニックもありますので「副業 バレない」等で検索してみてください。
とにかく、やれない理由を考えるといくつも出てきてしまうので、まずはやってみることが大事です。
複業の仕事のパターン
「複業をやってみたいけど、自分には特別なスキルがないし、もっと経験を積んでから、、」方がたまにいますが、社会人として働いてきている方ならどなたでも何かしらの経験やスキルがあるはずです。少なくとも今所属している会社ではその能力に対価を払っているはずです。
ぜひご自身の活かせるスキルを棚卸ししてみてください。ボランティアではなく、対価を得る複業は大きく以下の2つの仕事のパターンがあります。
1本業で培ったスキルを他の企業で活かすプロ複業型
2自分の好きなことを仕事にする趣味複業型
1本業で培ったスキルを他の企業で活かすプロ複業型は、これまで培ってきた例えば、マーケティングやプログラミングなどの横展開可能なスキルを様々な業界の企業に提供するというものです。自分が経験したことのない業界の複業を増やしていくことでご自身の幅を広げることもできます。逆に、現在会社員の方の場合、競合企業など同じ業界の企業で複業を行うと競業避止義務違反で訴えられる可能性もあるので、ご注意ください。
2自分の好きなことを仕事にする趣味複業型は、自分の好きなことの業界で複業として売れるものを作っていくというものです。なんでもいいのですが、例えば、パン好きな人が自作のパンをネットで販売してみる、近くの飲食店に卸してみるなどが考えられます。趣味複業型は少し起業的な考え方になることが多いですが、それでもいきなり店舗を契約してはじめるのではなく、まずは小さくチャレンジしてみるという方が多いです。
具体的な複業の始め方
ボランティアではない、複業をするということは雇われではなく、商売人になるということですから、商売の基本に立ち返ると「売り物を作ること」と「売り物を売ること」の2点につきます。
「売り物を作ること」に関しては、それだけで記事にするだけの分量があるので、また別の機会に書きたいと思いますが、とにかく、先のプロ複業型で行くのか、または趣味複業型で行くのか決めた上で、人が対価を払ってくれそうな商品(スキル提供する労働も広い意味で商品です)を作って、ぜひ値付けをしてみてください。
そして商品は黙って置いているだけでは絶対に売れません。「売り物を売ること」を以下の2つの方法で実際に行ってみてください。
1友人知人に声をかける
2複業マッチングサイトに登録する
「1友人知人に声をかける」は初期の段階ではとても大事です。個人的なつながりのある関係式のある人が買ってくれないものを他人は買ってくれないので、まずは積極的に声をかけてみましょう。友人に商売するのは気が引けるということであれば、定価を定めた上で友人価格に割引してもいいと思います。押し売りになると友人関係が微妙になることもあるかもしれませんが、どちらかと言うと経験上、教えてくれてありがとうと感謝されることの方が多いです。
「2複業マッチングサイトに登録する」はどちらかというとプロ複業型を目指す方の場合は手っ取り早い方法になります。最近では様々な特徴を持った複業マッチングサイトが出てきているのでご自身に合うサービスを探してみて登録してみてください。
我々もそうですが運営側は案件があったときに複業希望者のプロフィールをテキスト検索して、候補者を探すので、登録時に長い文章で入れる必要はありませんが、スキルや経験等の「売り物」をしっかりキーワードで入れるようにしてください。
お知らせ
最後にお知らせですが、弊社では事業企画やマーケティング、PRなどのビジネス系のハイスキル人材に特化した複業マッチングサービスKROWを運営しています。当てはまるという方はぜひご登録ください。
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