プロボノとボランティアの違いとは?実際の事例も紹介!

プロボノ

プロボノとボランティアの違いとは?実際の事例も紹介!

コロナ禍やリモート需要の高まりによって、ますます「複業」をするサラリーマンが増えてきている昨今です。本業以外にも、「自分のスキル・資格を社外で活かしたい」と思う方も多いのではないでしょうか。

当サイトのコラムでも幾度かご紹介しましたが、そんな社会人の方におすすめなのが、「プロボノ」です。

似たようなものとして、「ボランティア」があります。今回は、「プロボノ」と「ボランティア」の違いや、実際の活動事例について詳しく解説していきます。

  • 自分のスキルを社外で活かしたい
  • パラレルワーカーとしてキャリアを充実させたい

という方、必見です!

プロボノとは?

プロボノとは、社会人が自分の本業で得たスキルや知識を活かして行う、社会貢献活動のことを言います。
「公共善のために」を 意味するラテン語「Pro Bono Publico」を語源とすることばで、初期には弁護士など法務関係の職業の人々が無償で行う、ボランティア活動を指しました。近年では、弁護士だけではなく、幅広い業種・コミュニティにおいて、プロボノが広がりを見せています。

プロボノとボランティアの違い

プロボノもボランティアも、報酬が発生しない無償の活動であるというコンセプトは共通しています。では違いはどこにあるのでしょうか?

それは、「専門性の有無」です。

プロボノは自分の本業のスキルを活かして行う活動ですが、ボランティアはそのような「専門性」を必要としません。したがって、ボランティアは参加するハードルが低く、小さい子供や学生などの募集も多くありあります。

プロボノ活動の具体例

プロボノ活動はもともと、アメリカの弁護士業界において始まりました。訴訟費用がない低所得者向けに、弁護士が無償で活動を行う例もありました。そのような経緯もあり、いまだに法務関係のプロボノ活動の勢いもありますが、IT・エンジニア向けの新しいプロボノの種類も広がりを見せてきています。

ここからは、プロボノ活動のジャンルや内容など、具体例を紹介します。

翻訳・通訳

プロボノ活動を募集している団体の多くはNPO法人です。そのような法人では、国際的な問題も取り扱う場合も多く、英語を用いて海外との交流を行います。したがって、海外語のスキルを活かせるプロボノと言えるでしょう。

デザイナー・エンジニア

プロボノを広める上で、その団体のWEBサイトのデザインやユーザビリティを高めるのは、今や必須事項です。WEBデザイン会社やシステム系の会社でエンジニアとしてのスキルがあるなら、ピッタリなプロボノ活動と言えるでしょう。

広報・宣伝活動

プロボノ活動を世間に広く知ってもらう為には、その団体のPR活動も重要です。ライターやディレクター、また営業をしているサラリーマンなど、自社のサービスを売り込む仕事のスキルが活きてくるプロボノです。

法務・税務関係

現在、都道府県が主催する無料の弁護士相談会が開催されている自治体もあります。また、ウクライナ関連の難民向けに司法手続きを行う弁護士も不足しているので、法務関係のスキルは大いに活用できます。

プロボノはどこで募集しているの?

プロボノ活動の募集の多くは、NPO法人やマッチング企業がWEBサイト上で募集しています。

これらのマッチングサービスで、年齢・職種を問わず多くの案件が募集されています。興味のある方は、まずは会員登録をしてみてはいかがでしょうか。

実際の募集案件を紹介!

どのような案件が募集されているか興味がある方もいると思うので、今回はactivoの案件の1つをご紹介します。

絵本の翻訳の案件

  • 案件名:バイリンガル絵本の翻訳、編集、広報のお手伝いをお願いします
  • 内容:障がい者アーティストが描く、日本の昔話絵本を電子書籍で世界発信します。絵本の本文編集(主にルビ付け、ツールへの文章挿入)をお願いしたいと思います。編集協力者として、絵本にお名前を記載させて頂きます。
  • 募集対象:社会人、大学生、専門学生
  • スキル:ポルトガル語、スペイン語、フランス語の翻訳が出来る方

参照:https://activo.jp/articles/87489

プロボノのメリット

これまで紹介した事例のようにプロボノにはメリットが多くあります。

  • 社会貢献活動ができる
  • スキルの幅を広げるきっかけとなる
  • 人脈を広げられる

上記のメリットは一例ですが、自分のスキルを社外で活かすことで、社会貢献もできますし、スキルがどのように作用するのか知るきっかけにもなります。

また、プロボノ活動で知り合った新たな人脈から、スキルを学ぶこともできますし、本業への新たなビジネスチャンスを作る可能性も生まれます。

まとめ

プロボノ活動はボランティアの一種ですが、本業のスキルを活かせるだけでなく、スキルの向上や新たな人脈・ビジネスチャンスの発掘など、多くのメリットがあります。

これからはパラレルキャリアを築く為に、ますますプロボノの重要度が上がってくると予測されているので、興味のある方はぜひチャレンジしてみましょう。

プロボノ案件募集中

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NPO法人等の非営利団体様限定でプロボノ案件も掲載させていただきますので、ぜひお問い合わせください。

[取材・編集 KROW編集部]

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