プロボノは公務員でもできる？公務員プロボノに関する様々な事例を紹介。

プロボノは公務員でも取り組むことができるのか気になっている方も多いのではないでしょうか？

最近では、人生100年時代とも言われることが多く、今後のキャリア形成についていやでも考えざるを得ない状況でもあります。

そこで今回はプロボノと公務員の関係性についてご紹介します。

プロボノとは？

プロボノとは、本業で得た専門スキルを活かし、無償で社会に貢献する取り組みのことを指します。

プロボノが生まれた背景として、法律関連職の方々が無償の社会貢献をし始めたのがきっかけです。

そのため、プロボノというと弁護士のイメージが強いかと思いますが、実際に様々な職業の方でも取り組まれています。

公務員は副業が禁止されている？

結論、公務員は原則副業が禁止となっています。

公務員には職務専念義務が法律で定められている関係から、基本的には副業は制限を掛けられている状態です。

しかし、条件によっては公務員でも副業はできます。

近年では、公務員の副業は解禁される動きになっており、条件や許可されおりれば副業もできる可能性があります。

ですが、公務員の中には制限がかなり厳しかったり、できる副業が制限されてしまうのが現状です。

公務員でもプロボノでパラレルキャリアを獲得

最近注目されている言葉に「人生100年時代」「パラレルキャリア」というキーワードがあります。

そして、終身雇用の崩壊により、個々人が自分たちで生きていけるスキルを身につけることが重要だと言われています。

そんな中で、現在公務員は60歳定年制です。

人生100年だとすると、定年後に40年以上はあることになります。

しかし、公務員の方にとっては、

「定年後に自分が社会に活かせるスキルはあるのだろうか？」
「収入を生み出すことができるスキルをどうやったら身につければいいのか？」

と不安になるのも無理がありません。

実際に、現状では公務員には「職務専念義務」という法律で定められている規則があり、基本的に副業は制限されています。

そんな中で効果的なのが「プロボノ」としての活動です。

元々プロボノには、「自己実現」や「スキルアップ」を目的に活動する方も多い傾向にあります。

つまり、プロボノは「ボランティアという位置付け」でありながら、「スキルアップ＋社会貢献」を獲得することができるのです。

しかし、プロボノとは「本業で培った専門的スキルを活かして社会貢献をする」というものです。

そのため、「公務員としての経験がどのような形で社会に貢献できるのかわからない…」を感じている方も多いのではないでしょうか？

次に、公務員プロボノが紹介されている事柄をご紹介します。

公務員のプロボノが紹介されている事例

サービスグラント

サービスグラントでは、公務員における参加者の声として様々な考えが紹介されています。
参照：参加者の声 – 公務員 | サービスグラント

プロボノとしての役割も様々であり、プロジェクトマネージャーからマーケッターまで紹介されています。

始めたきっかけは、人それぞれ様々なきっかけがありますが、人生100年時代の今後を見据えてパラレルキャリアを持ちたくて始めた方から、人との交流をきっかけにプロボノを知り、地域に貢献したいという思いを持ち始めたことがきっかけの人までいます。

全体を通して共通しているのが、公務員だからこそのスキルを活かして貢献するという点を意識されている方が多い印象でした。

NPO二枚目の名刺

NPO二枚目の名刺は、公務員が2枚目の名刺、つまりパラレルキャリアを持つことを、行政と協働しながら後押ししていく活動をしています。

人口減少、人生100年時代、多様化する住民のニーズなどの大きな社会変化に対し、公務員のような行政職員にも変化が求められていると考えています。

そういった中で、公務員などが組織外でも学び、組織にもより一層貢献することを通して新たな価値観を持ち込み、組織をさらに活性化させることで社会にも大きな貢献を実現させると考えています。

そのような考えをもつNPO二枚目の名刺では、日々様々なセミナーも開催されており、公務員に対するプロボノ活動を支援する考えがあります。
参照：行政のみなさまへ | NPO法人 二枚目の名刺

まとめ

いかがでしたでしょうか？

今回はプロボノと公務員の関係性についてご紹介しました。

公務員というと、副業に制限をかけられている点からも自分が持ちたいパラレルキャリアを持つのが難しいと考えている方も多いかと思います。

プロボノは公務員のスキルも活かすことができ、自分のキャリア形成にも効果的なので、気になっている方は、検討してみてはいかがでしょうか？

本記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。

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[取材・編集　KROW編集部]