英語で表すと考えやすい!複業=Multiple job、副業は?
「ふくぎょう」の普及
2019年に厚生労働省から「働き方改革」として、正社員の副業を推奨するガイドライン案が発表されてから「ふくぎょう」という言葉が一気に定着しました。
厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」
(pdf)https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000192844.pdf
(抜粋)
(2) 人生 100 年時代を迎え、若いうちから、自らの希望する働き方を選べる環境を作っていくことが必要である。また、副業・兼業は、社会全体としてみれば、オープンイノベーションや起業の手段としても有効であり、都市部の人材を地方でも活かすという観点から地方創生にも資する面もあると考えられる。
しかし厚生労働省のガイドラインには「複業」という言葉は使われておらず「副業・兼業」という言葉のみが使われているため、「複業」の意味がわかりづらくなっています。
英語で表せばスッキリ!「複業」と「副業」
読み方も同じせいか「複業」と「副業」の違いがわかりづらい面もあり、英語に置き換えた方が圧倒的に理解しやすくなります。
以下にそれぞれ英語訳をご紹介します。
■「複業」を英語で言うと?
比較的新しい日本語のため、いわゆる和英辞典にはあまり載っていない単語になりますが、以下のような翻訳語が挙げられます。
Multiple work
(Google翻訳)
Multiple job
parallel work
〔複数の業務を並行して行うこと。複数の仕事を掛け持ちすること。〕(英辞郎on the web)
一般的には「Multiple」が充てられることが多く、「多数の 複数の」という意味になります。野球でも1試合に2本以上のヒットを打ったときに「マルチ安打」という言い方をしますよね。
なお国語辞典では
ふく‐ぎょう〔‐ゲフ〕【複業】
複数の本業を持つこと。副業のような片手間仕事としてではなく、生業として別の業種を二つ以上兼務すること。 出典:デジタル大辞泉(小学館)
という説明になっています。
■「副業」を英語で言うと?
比較的新しい日本語のため、いわゆる和英辞典にはあまり載っていない単語になりますが、以下のような翻訳語が挙げられます。
Side business
(Google翻訳)
a side [second] job a sideline
a second job、by-businessほか
なお国語辞典では
ふく‐ぎょう〔‐ゲフ〕【副業】
本業のかたわらにする仕事。⇔本業。 (出典:デジタル大辞泉(小学館))
という説明になっています。
まとめ
「複業」はMultipleやparallelという二つ以上が並行して進む表現となっているのに対し、「副業」はsideやsecond、byなど本業(main)があっての二番目・三番目の仕事という意味合いになります。
使い分けるとすれば「副業」は責任も難易度もメインとは異なり、比較的軽いものを指すことが多いでしょう。
それに対し「複業」は責任・難易度ともに本業並みの仕事をすることを指します。
例えフルタイムの会社員が余暇時間(平日夜間や休日など)を使って取り組む仕事だとしても、責任を持ってチャレンジする仕事はMultipleでありparallelです。
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[取材・編集 KROW編集部]
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