兼業や副業など外部人材活用のメリットとは？探し方まで紹介。

近年において、少子高齢化による人材不足の懸念から兼業や副業、フリーランスなどの外部人材の活用が注目されてきています。

しかし、具体的に「外部人材の定義は？」「外部人材を活用することでどのようなメリットがあるの？」などを詳しく理解できている方は少ないのではないでしょうか？

そこでこちらでは、外部人材の概要から外部人材を活用するメリット、外部人材の探し方まで徹底解説します。

※本記事では、経済産業省の「外部人材活用ガイダンス」を参考に解説しています。

そもそも外部人材とは？

外部人材とは、雇用ではなく業務委託や自営業として働く「自分自身のスキルや知見を釣りものとして価値提供を行う人々」を指します。

そのため、含まれる対象として、副業や複業、兼業、フリーランス、個人事業主などが含まれます。

外部人材は大きく分けると「独立系外部人材」と「副業系外部人材」に分類され、主に業務委託契約として働いています。

独立系外部人材

独立系外部人材は、企業や組織に属さず雇用関係を持ちません。

その際に携わる職種やクライアントに応じた肩書きや経歴を持ち、多岐にわたる仕事経験を持つ傾向にあります。

そのため、複線的なキャリアを築いている方も珍しくありません。

副業系外部人材

独立系外部人材に対し、複業系外部人材は本業としての企業・組織に雇用されています。

そのため、本業以外の時間を活用して個人の名前を使って仕事をしています。

中には本業＋起業という働き方をしている方や、組織・個人と契約を結ぶ方もいるなど多様な働き方をしている方も存在します。

兼業や副業などの外部人材活用が注目されている背景

現在抱える日本の社会問題により、外部人材活用が注目されてきています。

近年において少子高齢化社会が進行していることから、日本の労働人口の減少が懸念されています。

調査によると、日本の生産年齢人口は2060年には2000年の約半分を切るとさえ言われています。

そのため、労働人口の減少が顕著になってきた現時点において、正社員の採用が激化しており、なかなか人材を確保するのが難しい現状です。

そういった中で、兼業や副業などの外部人材を活用することにより、多くの企業の人材不足解消に繋げる選択肢として注目されているのです。

外部人材活用の具体的なメリットとは？

人材不足の解消

先ほどもお話ししましたが、外部人材を活用することで社内の労働力不足を解消することに繋がります。

フルタイム勤務だと難しくても、成果物の納品やプロジェクト単位での参画であれば携わってもいいと考える人々も多いです。

そういった面で、外部人材を活用することで人材不足を解消できる点はメリットの一つとして挙げられます。

高い技術や専門性を持つ人材の獲得

人材不足が顕著になっている昨今、高い技術を持つ人材を探すのは困難です。

もし見つけられたとしても、年収も高騰しており金銭面での負担も大きくなってしまいます。

そういった中で、外部人材という形であれば優秀な人材の力も借りやすく、またフルタイム勤務ではないため費用を抑えることができます。

コストや時間の削減

外部人材を活用することで、社員の採用コストや育成コストを抑えることができます。

外部人材の活用であれば、初めから専門性の高い人材に仕事をお願いするため、質の高い成果物も期待できますし、長期的に見ればコストや時間の削減も期待できます。

社員の労働負担の軽減

外部人材を活用することで、社員の労働負担も軽減できます。

会社の人材が不足しているにもかかわらず、新たに人を採用できないとなれば今いる社員に頑張ってもらうしかありません。

そうなってしまうと、必然的にハードワークになってしまい、不満による離職や体調不良を招いてしまいます。

社員の労働負担の軽減という面でも外部人材の活用にはメリットがあります。

外部人材を探す具体的な方法

外部人材を探すには様々な方法があります。

主要な方法を挙げると、

・クラウドソーシングサービスを使う
・外部人材マッチングサービスを使う
・知り合いから紹介してもらう
・SNSからオファーをもらう

などの方法があります。

外部人材マッチングサービスにも様々な種類が存在し、それぞれの業界・職種に特化したマッチングサービスもあります。

そのため、高い技術を持つ外部人材も手間なくスムーズに見つけることもできるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

今回は外部人材の概要から外部人材を活用するメリット、外部人材の探し方まで徹底解説しました。

外部人材を活用することで様々な角度からのメリットがあります。

外部人材を探す方法も多岐にわたるため、自社にあった適切な手段を用いて検討してみてはいかがでしょうか。

本記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。

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[取材・編集　KROW編集部]