税理士も副業・複業は可能?仕事の種類から具体的な探し方まで合わせて解説します。
働き方改革の推進により、副業や複業という働き方が一般化しつつあり、税理士においても活動している人も増えてきています。
本記事では、税理士の副業・複業の種類から具体的な探し方までご紹介します。
副業・複業とは?
近年では、働き方改革の推進や少子高齢化による労働生産性を高める動きなどから、副業や複業という働き方が注目を集めています。
副業と複業には、厳密な定義がなく、境界線も曖昧です。
しかし、一般的に考えられる特徴として、
副業:本業のサブとして、収入アップを目的に行われる傾向にある
複業:メインやサブという区切りをつくらず、複数の本業をもつ働き方。自己実現やスキルアップなどが目的にさせる傾向にある
などが挙げられます。
税理士も副業・複業はできる?
結論から言うと、税理士も副業や複業を行うことは可能です。
副業や複業の規則に対して、特に取り決めのない事務所の場合は、所長や役員の許可を得て活動を開始することができます。
しかし、税理士事務所によっては、副業や複業を禁止としていることもあります。
また、税理士の職業によっては、公務員のような扱いとして活動が制限されてしまう場合もありますので、始める前に確認しておくことが大切です。
とはいえ、最近では働き方改革の影響もあり、税理士においても働き方を容認する考え方が浸透してきています。
そのため、現在では活動を禁止している事務所も、今後は徐々に解禁していく傾向にあるのは確かでしょう。
税理士の副業・複業の種類とは?
税理士ができる副業や複業には、様々な方法や種類があります。また、税理士の活動に良い影響を与える活動も多く存在します。
こちらでは、税理士の副業・複業の種類をご紹介します。
税務業務
税理士にとって、最も定番なのは税理士の独占業務です。
事務所などで請け負っている仕事とは別に、クライアントから依頼を受けた税務業務を行います。
クライアントから依頼を受ける方法として多岐に渡りますが、一般的には、
・クラウドソーシング
・副業/複業マッチングプラットフォーム
・SNSから依頼
などが一部挙げられます。
個人で請け負っている税務業務は、事務所での仕事と親和性も高いため、全体としてのスキルアップも期待できます。
メディア露出
税理士のメディア露出も副業や複業の活動として挙げられます。
メディアというと、テレビや雑誌、webメディア、インタビュー記事などに税務の専門家として出演する形になるでしょう。
税理士としてメディア露出を拡大することによって、副業・複業としての活動だけでなく、他の税理士活動の認知にもつながるため、「広告宣伝ツール」にもなるでしょう。
税理士の予備校講師
税理士を目指す学生、社会人に向けて税務知識や税理士試験の勉強方法などを教える講師も副業や複業にオススメです。
もちろん、予備校講師としての報酬により、収入のアップが期待できますが、それ以上に税理士としてのスキルアップも見込めます。
なぜなら、予備校講師として教える立場になる以上、最新の会計ルールや税制法則など、税理士講師自らが学び続ける必要があるからです。
そのため、税理士の予備校講師を副業や複業として行うことで、税理士としての活躍の幅の拡大も見込めます。
ただし、注意点としては、授業の時間や講師としての勉強時間の確保など、時間が必要になります。
さらに、予備校のため授業時間は固定されている場合が大半のため、通年の予備校講師として活動するのであれば、身体を壊さないよう時間管理が必要不可欠です。
セミナー講師
税理士にはセミナー講師としても活動できます。
活動としては、予備校講師と似ていますが、違いとしては臨時講師のように単発の場合が多いです。
そのため、予備校講師と比べ、安定的な収入は見込めませんが、ワークライフバランスは整えやすい活動でしょう。
税理士の副業・複業の探し方
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、インターネットを通じて業務を依頼・受注するサービスです。
サービスには様々な案件があり、初心者の方でも仕事を見つけやすいのが特徴です。
契約の過程で、一定の手数料はかかりますが、仕事の見つけやすさや安心・安全面は特徴として挙げられます。
副業・複業マッチングプラットフォーム
マッチングプラットフォームを使用することもおすすめです。
副業・複業マッチングプラットフォームには、仕事を依頼したいクライアントによる案件が集まっているため、わざわざ探す手間が省けます。
税理士の副業や複業を手っ取り早く始めるにはオススメの方法です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、税理士の副業・複業の種類から具体的な探し方までご紹介しました。
近年において、税理士も副業・複業という働き方は浸透しつつあり、今後も増加していくことでしょう。
もし、副業や複業をしてみたいと考えている税理士の方は、一度検討してみてはいかがでしょうか?
本記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。
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[取材・編集 KROW編集部]
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